におい成分が強力な健康効果のもと
にんにくというと、誰もがあの独特の刺激臭を思い浮かべるでしよう。実は、あのにおいの成分こそ、にんにくならではの強力な健康効果のもとになつているのです。
無臭のアリインがくさいアリシンに変化
塊のままの生のにんにくには、システインというアミノ酸(たんぱく質の構成成分)から作られるアリインが豊富に含まれています。
アリインは無臭の成分ですが、にんにくをすりおろしたり細かく刻んだりすると、細胞が破壊されてアリインがアリイナーゼという酵素(化学反応を促す物質)と接触し、アリシンというイオウ化合物に変化します。
こうして生じたアリシンが、にんにく独特のにおいのもとになるのです。
アリシンは抗菌・抗ウイルス作用
アリシンの主な健康効果としては、抗菌・抗ウイルス作用があげられます。
水虫やたむしを改善したり、食中毒やカゼ、肺炎、結核などの感染症を防いだりするのににんにくが効果を発揮するのは、主にこのアリシンの作用によるものです。
アリシン以外の特効成分
1990年代の終わりころまで、にんにくの健康効果のほとんどはアリシンによるものと考えられていました。
しかし、その後の研究で、実はアリシンの効果は抗菌・抗ウイルス作用だけに限られ、それ以外の効果はアリシンやアリインが変化してできるさまざまな特効成分によってもたらされることがわかっています。
[にんにくの効果効能] はじめに │ 全世界で用いられてきた健康食 │ ガンの予防食 │ におい成分のアリシン │ 注目成分のアホエン │ その他の成分と効果
「ニンニクが特効食になる新極意」(わかさ出版)より引用
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